2011年5月1日日曜日

軽井沢

今年初めて軽井沢に出かけた。10数年前から、ゴールデンウイークには、私は家族と一緒に必ず軽井沢にでかける。

自宅を出たのは4月29日の午後10時過ぎであった。着いたのは30日の午前0時10分。高速道路の渋滞に巻き込まれることなく、ちょうど2時間で軽井沢に到着した。気温は2℃。東京よりも15度以上気温が低かった。電気毛布を敷いて、その晩は、すぐに寝た。

翌朝目覚めたのは午前7時。家族が起きぬ間にと思って7時30分に起き出し、締切が過ぎている依頼原稿の執筆にとりかかった。4月29日の昼間にほぼ原稿は書き上げていたが、一晩寝ると気分が変わっており、結局、大幅に書き直すことになった。昨年秋に新しく開店した、私たちの別荘近くのレストランで昼食。その後、再び執筆作業にとりかかった。原稿が仕上がったのは午後4時。直ちにメールで出版社に原稿を送った。約1万2千字。原稿用紙30枚。曇天であったこともあり、すでに外は薄暗くなり始めていた。私は息子と一緒に近くの書店に出かけて40分ほどその店で過ごした。

夕食はチゲ鍋。料理に手間がかからないから軽井沢では毎日のようにチゲ鍋ばかり作る。夕食を済ませた後は、アイススケートの世界選手権をテレビで観戦。安藤美姫は気合いのこもった演技で金メダル。しかし浅田真央の演技には全く精彩ががなかった。上の空で滑っているように見えた。

きょうの午前中はテレビ。日曜日の午前中は、毎週、NHKの将棋講座とNHK杯を観る。NHK杯の対局が終局に近づいたとき、iPhoneが鳴った。北尾まどかさんからのMMSであった。四国で開かれる催し物に招待されて東京を発つと書かれていた。彼女の活動がある雑誌に掲載されることも、添えられていた写真から知った。彼女は将棋の女流プロ二段。一昨年、NHKの将棋講座のアシスタントを務めていた。どうぶつしょうぎの発明者でもある。彼女の夫は、同じく将棋プロの片上大輔六段。

私の大学時代の後輩が、片上六段と北尾女流二段のサポータになっている。私も彼に頼まれて、一昨年の暮れ、北尾女流二段を応援する会の会員になった。以来、片上・北尾ご夫妻とは1年に何回か話す機会がある。

昨年の夏には、この私の大学時代の後輩が所有する御代田のマンションにお二人やその友人が集まった。その際に、私も家内と一緒にそのマンションを訪れ、一緒にバーベキューを囲んだ。片上六段と北尾女流二段はなかなかお似合いのカップルである。

きょう私は、午後3時から開かれる小さな演奏会を聴きに家族とでかけることにしていた。場所は私たちの別荘から車で20分ほどの場所にある「オナーズヒル」という店。ここは小高い山の頂上近くにあり、浅間山がよく見える。

ここで、まず昼食をとった。そして温泉にゆっくりつかりながら、演奏会が始まるのを待った。演奏会はレストランを利用して開かれた。観客は20名ほど。文字通り「小さな演奏会」であった。クラリネットとギターの二重奏。演奏は決して上手ではなかった。それでも、遠くにそびえる浅間山を背景にした静かな演奏会に、私はしばし時間が経つのを忘れた。

午後7時前に軽井沢を発ち、帰途についた。途中、事故や故障車のために高速道路は渋滞していた。しかし3時間半ほどで帰宅できた。

明日の夜、再度、家族と軽井沢にでかける。

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