あるとき、姉が親戚の老婦人に電話をかけて、両親が全く援助してくれないとさんざん愚痴を言ったという。その老婦人は私の父親と親しく、平素から私の父親にいろいろの話を聞かされていた。当然、その老婦人は、私の父親がどれほど姉の家族を経済的にサポートしているかも知っていた。電話で、姉が両親を批判やめないので、老婦人は姉にこう言った。「そんなことを言うけんど、あんた、お父さんに車をもらったじゃない。何ももらったことがないことはないんじゃない?」姉はこの言葉を聞くやいなや、がちゃっと一方的に電話を切った。そして、以来、その老婦人には電話をかけてこなくなったという。
この老婦人は、母親の臨終に立ち会ってくれ、母親が死んだ直後に病院に駆けつけてきた姉に対して「ちっくと遅かったねえ」と言った人であった。
姉はいろいろの人に電話しては他の人の悪口を言うのが癖であった。そして電話をかけた相手が姉が言う悪口に賛同しない場合には、更に別の人に電話をかけ、今度は姉の考えに賛同しなかった人の悪口を言った。姉は悪口を介してしか人と交流を持つことができない。。
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