2018年7月13日金曜日

遺産相続 9 母親から姉への援助

昨日、私の母親の銀行口座の取引情報が届いた。この取引情報は、私が情報開示請求に対する回答であった。予想通りであった。こお回答書には、毎月26日か27日に、決まった額が引き落とされていた。途中からその額が増えていた。ある生命保険の保険料であった。

私の母親は、嫁いだ娘(私の姉)の夫の生命保険の保険料を長い間、支払っていたのだ。私の姉の夫(私の義兄)の生命保険の保険料を私の母親が支払っていることを、私は母親から直接聞かされていた。こればかりでなく、私の母親は、生前、夫(私の父親)に内密で多額の援助をし続けた。私が帰省した際にはそのことを自慢げに私に語った。

母親は、姉の嫁ぎ先が経営する会社が倒産してからは、毎日のように食材を姉の家に届けた。実家から姉の家までは車で片道40分かかった。姉の家に行けないときには、宅配便で野菜や果物を送った。姉の家族のために、母親は実家の近くに畑を借りていたということも実家のご近所の方から聞かされた。

姉の長女と次女が成人式を迎えたときには、母親は、振袖を買う金を姉に渡した。姉の家の冷蔵庫が故障したと聞くや、新しく冷蔵庫を買うための金も渡した。母親は姉と会うたびに、姉に生活費を手渡していた。この光景は、実家のご近所の人たちも見ていた。母親の姉への援助額は莫大な金額にのぼった。

私はそのことで母親を批判したことも姉を批判したこともなかった。私は生活に困っていなかった。もし私が生活に困ることがあれば、そのときには私の両親は私を助けてくれるだろうと暗黙のうちに思っていた。

母親ばかりでなく父親も姉や姉の4人の子どもたちに多額の援助を与えた。ただし、父親は母親と異なり、こっそりと援助することはなかった。父親は姉の家族が全員いる前で姉に金を渡した。このことが実家からの援助を家族の誰にも知られなかった姉のプライドを傷つけたらしい。ことあるたびに姉は口汚く父親を罵った。「孫から領収書を取った」と言って。姉の子供たちの大学入学という大切なときに多額の援助をしてくれた父親への感謝の言葉は、姉からは一言も出なかった。そればかりではない。父親が与えた金は姉の子どもたちがもらったものであり、姉自身は金をもらっていないと言い張った。何という恥知らずであろうか。

姉の姿勢は両親が亡くなった今も変わらない。家族に知られた両親からの援助に関して両親を詰り、家族から知られずこっそり受けた援助は家族にひた隠しにしている。

上述した銀行の取引情報は、何かの折に姉の主張(嘘)を覆す証拠とするため取り寄せたものである。

両親の生前、姉が莫大な援助を両親から受けたことを私は何も気にしていない。むしろ、生活が苦しい時期の姉を陰から助けてくれた両親に私は心から感謝している。

両親が亡くなった今、姉は、両親がどれほど懸命に自分の家族を陰で支えてくれたかを正直に自分の子どもたちに語らねばならない。それなくして、姉の病気が治ることはない。

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