2019年4月15日月曜日

ブログ「帰省」に対するコメント

メールソフトをいじっていたときに、私のこのブログに対するコメントが自動的にまとめられて一つのメールボックスに入っているのに気づいた。どの投稿者も匿名であったが、それらのコメントの中に次のようなものがあった。
 
「あなたは医者として最低。世間知らずですね。」
 
このコメントの投稿者が誰であるのかはすぐにわかった。この人は何を誤解しているのか、私に激しい憎しみを抱いている。しかしなぜこのようなコメントをその投稿者が残したのか今まで皆目わからなかった。
 
今、このコメントを読み直しじっくり考えてみた結果、なんとなく理由がわかるような気がしてきた。
 
私の推測に誤りがなければ、投稿者は女性である。彼女は高校への進学を強く希望したが、彼女の父親は「女性には教育は要らない」という考えの持ち主であった。そのため彼女は中学校卒業と同時に実家を出て就職した。彼女は高校に進学できなかったことにずっと忸怩たる思いを抱いていた。そのことを繰り返し私に愚痴った。
 
ブログ「帰省」のなかで私の息子が通う学校のことに私が触れたことが彼女にはカチンときたのであろう。確かに私の息子は、恵まれた環境の中で教育を受けることができた。
 
しかし、どんなに親が反対しようと、本人に強い意志があれば彼女も高校に進学できたはずである。私の別のの従兄も母子家庭で育ち、高校には進学させてもらえなかった。しかし働きながら夜間高校に通った。そして働きながら勉強し一級建築士の資格も取得した。
 
その従兄はこう言う。「金がないとか親が銭を出してくれないなどといったことは理由にはならない。本当に高校に行きたければ、行けたはずだ。」
 
いずれにせよ、私の以前のブログ「帰省」の内容と私が「医者として最低」だということとどのような関連があるのであろうか。私はこのブログ(私と家族)に医師の立場から投稿したことはない。
 
 

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