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2021年8月11日水曜日
無葬社会
2日かけて「無葬社会」(鵜飼秀徳著、日経BP社)を読み終えた。この本は2年ほど前に自宅近くの書店で買ったが、冒頭の部分だけを読んだ後、書斎の本棚の中で眠っていた。軽井沢で時間があれば読もうと思って持ってきておいた。
東京と高知とを往復しながら両親を介護していたとき、私が願っていたことは、両親には尊厳ある死を迎えさせたいということであった。この世に生まれてきてよかったと思って死んでもらいたいと強く願った。
しかし私のその願いは、私に姉と姉の長女によって破壊された。
亡くなった両親が生き返ることはない。姉と姉の長女に対する私の憎しみは生涯消えないだろうと思う。
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